ただ何かに一喜一憂したいだけ
ポエトリーエンジェル観ました。
「踊ってミタ」観る前に見たいと思っていました。
私も詩が好きで中高生の頃よく書いてました。まさに玉置のような感じで、日々の妄想とか悩みとかを。
でもそれを誰かに表現したいと思ったことは無かった。というか書いてるということを言うだけで恥ずかしい。日記のように自分の中だけで満足してました。
HIPHOPではポエトリーリーディングの曲とか聴いたりしてましたが、こういう詩の表現方法がある事は知らず、谷川俊太郎など有名な詩人もチャンピオンになっていたことを初めて知りました。
ただわたしたちは、
些細な事でいいから、何かに一喜一憂したり、ちょっとだけでいいから、ちやほやされたり、つまらない日常の中にきらめきを求めているのかなと思います。
大人になると勝敗をつけられることが無く、何となく負けている日々が続いてるような気がして、この終わりのない毎日に気が遠くなりそうで。
玉置が詩の朗読に出会ったことで、丸山さんの心を動かす事ができたり、身近な大切なものに気づいたり、仲間と喜びを共有できたこと。これは、つまらない毎日を繰り返す大人たちがどんな大層な夢よりもいちばん願っていることなのではないかと思います。
わたしも何かに出会いたい!何かで自分を表現したい!と胸膨らむ映画でした。
飯塚監督の映画は
掛け合いとか会話の描き方が丁寧で好きです。これぞ邦画の良さだよなというものがびしばし伝わってきた。
たくさん邦画見よう!と思い直しました。