昨日悲しみに泣いていた事が嘘のように

大好きな音楽や日々のことについて

くるりの20曲

くるりの20曲。

新しいアルバムでたので

改めて考えたらたくさんくるりから教えてもらったことあった。

わたしの人生経験の少なさ故に

色々と想像したり考えたり

でもそれが今に繋がってるような気がする。

勝手な解釈のひとりごとです。

 

 

1. 言葉はさんかく 心は四角

悲しい事があっても、

心で思っていることを素直に言葉にはできない。

どんなに言葉や心で隠していても、

気持ちは涙になって溢れてしまうものだから。

 

 

2.  京都の大学生

どんなに嫌いでもどんなに別れたくても

情が無いわけではない。

自分からフッといて、女は別れた後に泣く。

そして、さんざん泣いて笑顔になる。

これは私も実体験した。

 

3. 三日月

お互い想い合っていても、

離れ離れになってしまうことってある。

淋しくても

落ち込んでいる場合ではない。

優しさに変えて歩いていかなくては。

 

4. 帰り道

本当にかけがえのない人に出会った時、

人は少しずつ変わり始める。

街が色づきはじめ、

何でもない日常が変わり始める。

くるりの曲のなかで一番好き。

 

5.  グッドモーニング

あてもなく東京にでてきた男女。

駆け落ちなのか。

この二人はこの先どうなるのだろう…

目の前は夢で溢れているはずなのに…

こんなに不安で切ないのは何故だろう。

 

6. ジュビリー

人はずっと永遠に同じ場所にいることはできない。

私たちは、何かを失ったり、誰かと別れたりしながら、

それがあって「よろこび」を感じることができる。

 

7. 東京

東京に上京した青年は、

淋しくなって昔の彼女に電話したくなる。

ほんと、情けない。

でも淋しい時、辛い時、

誰かに電話したくなった瞬間が人間だれしもあるんじゃないか。

みっともなくても、それは人間の性。

 

8. BABY I LOVE YOU

本当に好きだから、

言葉にできない。素直になれない。

好きですと何度も心の中で叫んでいても

言葉にできなかった恋が、ある。

 

9. ハローグッバイ

出会った記憶すら気のせいだよと言いながら、

あなたの事忘れてしまいそうだよと言いながら、

雨がふってるくらいで歩き出せないことが

忘れられないということを物語ってる。

 

10. 街

「帰ろうかな やめようかな」

と言いつつも、

故郷にはもう帰れないということを叫んでる。

「この街は僕のもの」

と言い聞かせながら。

 

11. ワンダーフォーゲル

ハローもグッバイも言えずに

もう会わなくなる人ってたくさんいる。

無情なことのように思うが、

不思議なことにこの曲を聞くと

自分の人生に関わった、関わっていく人のことを想わされる。

 

12. ばらの花

雨が降って会えなくなって

でもほっとする気持ち。

好きな人には会うと緊張するから

会いたくない。

いや、本当は会いたい。

好きな人が出来た時、めちゃくちゃ聞いた曲。

 

13. 男の子と女の子

自分に気がありそうな男の子には

ちょっとくらいわがまま言ってもいい。

男の子は歳をとる前に

絶対この曲を聞かなければいけない。

 

14. ロックンロール

迷っても迷っても日々はどんどん過ぎていく。

考えても考えてもすぐに今日が明日になる。

ゆっくりビートを刻みながら、

君といる明日を願っている。

 

15. ソングライン

通勤途中にすれ違う

サラリーマン、働く人々。

皆何かを抱えながらも

少しの希望と美味い酒のこと考えながら

生きてるって思うと独りぼっちじゃない。

 

16. News

悲しいニュースを見て、

もし自分の身近に人が・・・

と思うと怖くてたまらない。

でも自分がしっかりしなきゃと思う。

最近の心情と重なった曲。

 

17. その線は水平線

逃げ出したいことってある。

すぐ会社辞めたいって思うし、

大事にしなきゃいけない人の事

傷つけたくなる時もある。

でも、もうちょっと踏ん張ってみよう。

 

18. 坂道

良い意味で

何度聞いても分からないけど

めちゃくちゃ好きな曲。

「君を連れて船に乗って行けば

青すぎる空 向こう側はきっと・・・」

って言ってるんだけど、

なぜか"君"といる姿が想像できない曲。

 

19. 犬とベイビー

絶対に向こうには気がなくても

それでも好きで好きで仕方ない。

どう足掻いたって消えない気持ち。

どうか、嫌いにだけはならないで。

 

20. 心のなかの悪魔

思い通りに行かない時、

何かに腹立たしい時、

それは誰かに怒っているのではなく、

自分の心のなかの悪魔と闘っているのだろうか。

誰もが自分の中に持っている、

惨めなとこ、だめなとこ、性格悪いとこ。

自分を守るために

つい、それに目を背けたくなるけど、

皆がちゃんとそれに向き会えれば、

誰かを妬んだり、

悪口を言ったり、

そんな事もなくなるのだろうか。

ちょっと立ち止まって、

ちゃんと向き会えれば。

難しい、とても難しいけど。

 

 

 

 

私は、好きな音楽は何ですか?って聞かれたら、うまく答えられません。

昔は特定のバンドを追っかけたりしたけど、今はロックもヒップホップもアイドルも、全部大好きで、これが!っていうものはない。

でも、それでも、特別な思い入れのあるバンドが幾つかあって、その中のひとつがくるりです。

大学で軽音サークルに入った時、くるり好きの先輩が何人かいて、「くるり好き?」と聞かれて、「普通に好きです」と言ったら「普通?その程度か」と批判されたのを鮮明に覚えてます。

それでもくるり好きの後輩が希少だったので、私をくるりコピーバンドに誘ってくれたのです。

それから私のくるりライフが始まりました。

青春時代をともに過ごし、たくさんの思い出があります。

くるりの20曲で色々と振り返りました。

青春時代の思い出と共にあって、

それはいつまでも特別。

そして今も、どんぴしゃで刺さる曲を

届けてくれるので、

まだまだ、青春は続くのだと思います。

かっこよすぎた宣戦布告

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

 

 

ずっと観てみたかった映画。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

 

観てなかった特別な理由はないけど、観るべき時がきたかもという気がした。

孤独な少女が友情に出会ったり、成長していくストーリーは絶対に泣いてしまうので。

 

「普通の高校生になりたい」という

志乃ちゃんの願い。

吃音の人が抱えているものの大きさは私には想像できない。

それでも志乃ちゃんの気持ち、加代ちゃんの気持ちに少なからず共感してしまう。

それは、わたしも高校生や大学生の頃、普通の女の子になりたいと思っていたからだと思う。

人見知りで上手くコミニュケーションが取れなかったり、まわりのノリみたいなものについていけなかったり、想像している未来や理想の自分になんてなれたことなかった。

でもそれはみんな一緒だったのかもしれないって大人になってからは思っていて、

クラスでどんなにイケている人にも何かしらコンプレックスがあって、本当は普通になりたいと思っていたかもしれないなって。

ただ、それぞれが抱えているものは、それぞれにしか分からないから。

他人には想像することしかできない。

志乃ちゃんも、加代ちゃんも、誰しも自分は自分でしか追い越せない。

加代ちゃんが最後に歌った時、

加代ちゃんは自分で自分を追い越したんだなって思った。

志乃ちゃんが最後に泣き叫んだ時、

志乃ちゃんはずっと自分自身と戦っていくんだろうなって思った。

2人の宣戦布告を見たような気持ち。

この宣戦布告はとてつもなくかっこよすぎた。

5回見直して、5回泣きました。

何回見ても泣いてしまうと思います。

だって、本当に本当にかっこいいから。

 

かっこ悪い大人にならないように、

この映画をまた観ようと思います。

なにかに掻き回されたい衝動ってある。

ホットギミックガールミーツボーイ観ました。


小説 ホットギミック ガールミーツボーイ (小学館文庫)



何かに掻き回されたい衝動。
まわりとか、立場とか関係なく
一直線に追いかけたり振り回したり。
論理的には説明できない恋とかそういうの。
私には分からないって思っている。
今も思っている。

でもこの映画に惹き込まれた。
単調なリズム。どんどん変わっていくカット。
最初はとても見ているのがしんどい。
この主人公にもまわりの人間にも共感なんてしない。暗いし、一方的だし、入り込めずに置いていかれる感じ。
でもなぜか登場人物それぞれがどんどん気になって見てしまう。
というかこの映画自体に振り回された。
これは、ストーリーとかキャラクターとかそういうものではなくて、詩的なセリフの美しさとか映像の作り込みに惚れていったのが強い。
どんどん映画に振り回れていくうちに
3人の男子に振り回される主人公と同じ体験をしているような錯覚に陥ってくる。
衝動的に恋に落ちていく感覚。
分かりたいけど分かりたくない。
会いたいけど会いたくない。
好きだけど好きじゃない。
みたいな。矛盾しかない感情。
そういう感情に掻き回されてみたいって
ちょっと思ってしまう。
何が言いたいのか分からない言葉の掛け合いに
なぜか涙がでそうになってくる。
すごく不思議な感覚。

終盤で初と立花くんが言い合って盛り上がっていくシーン。
あのシーンが本当によかった。
あのシーンを作るために
この映画のリズムとカットがあったのかなって思う。
心が持っていかれるってこういう事なのかな。

皆が好きな映画とは言えないけど、
わたしは好きでした。
余韻が残る。
余韻が残る映画は良い映画だと思っています。

清水尋也がとても良かった。
ツンデレ役が最高に似合いすぎていて、とても良かった。
堀ちゃんも頑張っていた。私は乃木坂ファンなのですが、表情がとても良いなあと見ていました。
ですが、ちょっと他の女優さんでも見てみたかったなと思うところもありました。
あと志磨遼平も良きでした。

私もバカでいてみたかった。
もっと主観的に生きてみたかった。
無理だけど。。と思いました。

ただ何かに一喜一憂したいだけ

ポエトリーエンジェル観ました。

「踊ってミタ」観る前に見たいと思っていました。

 

ポエトリーエンジェル

 

私も詩が好きで中高生の頃よく書いてました。まさに玉置のような感じで、日々の妄想とか悩みとかを。

でもそれを誰かに表現したいと思ったことは無かった。というか書いてるということを言うだけで恥ずかしい。日記のように自分の中だけで満足してました。

HIPHOPではポエトリーリーディングの曲とか聴いたりしてましたが、こういう詩の表現方法がある事は知らず、谷川俊太郎など有名な詩人もチャンピオンになっていたことを初めて知りました。

 

ただわたしたちは、

些細な事でいいから、何かに一喜一憂したり、ちょっとだけでいいから、ちやほやされたり、つまらない日常の中にきらめきを求めているのかなと思います。

大人になると勝敗をつけられることが無く、何となく負けている日々が続いてるような気がして、この終わりのない毎日に気が遠くなりそうで。

玉置が詩の朗読に出会ったことで、丸山さんの心を動かす事ができたり、身近な大切なものに気づいたり、仲間と喜びを共有できたこと。これは、つまらない毎日を繰り返す大人たちがどんな大層な夢よりもいちばん願っていることなのではないかと思います。

わたしも何かに出会いたい!何かで自分を表現したい!と胸膨らむ映画でした。

 

飯塚監督の映画は

掛け合いとか会話の描き方が丁寧で好きです。これぞ邦画の良さだよなというものがびしばし伝わってきた。

たくさん邦画見よう!と思い直しました。

 

必要なものをくれる人と欲しいものをくれる人は違う

 

恋のツキ DVD-BOX

 

ちょっと前に見たドラマ「恋のツキ」

 

Netflixで一気に見て、

止まらなくなってしまったドラマです。

 

アラサーの主人公・和子が16歳年下の高校生を好きになり惹かれてしまうというストーリーですが、、

こんなことある訳ないでしょ〜と思いながらも、和子の悶々とした日常がある種リアルなので、もしも目の前に伊古くんが現れたら、、と妄想してしまうのはこれを見たアラサー女子全員に言えるといっても過言ではないのです。

自分の人生最大の恋のツキはいつ巡ってきたのか、もしくはいつ巡ってくるのか、そんな夢見がちなことを考えてしまうバカさを許してほしいです。

 

伊古くんがあまりにもまっすぐで、ちょっとまっすぐすぎて最後の方は怖いと感じる部分もあるけれども、ピュアに和子を想っているというところにやっぱり惹かれる理由も分かります。

最初に気になっていくきっかけは、趣味が同じで顔がタイプという、ありきたりなことですが、たぶんそのままどんどん好きになっていくのはそれだけが理由じゃなくて。

怖い人に絡まれたら守ってくれたり、年の差を気にせず素直に想いを伝えてくれたり、優しくて男らしいところが和子をときめかせるのです。

伊古くんを演じている神尾楓珠は全然タイプではないのですが、、なぜか心奪われてしまいます。彼氏役の渡辺大知の方が昔からファンなのに、、ドラマの世界に入り込むと危険ですね。。

 

外見はタイプなのにパッとしない人って、今までも何人か出会ってきたけど、おそらくそういう部分が足りなくて、私はときめかなかったのかもしれない。

前回の記事で書いたI''sの瀬戸くんもそうだけど、結局最後には男らしく自分の気持ちを相手に伝えているというところがやっぱりかっこいい。

外見がかっこいい人は、外見でモテていることに満足して中身が伴っていない人が多すぎる。これは偏見ですが。。

伊古くんのような外見も中身もかっこいい人がもっと世の中にいれば世の中の女子はもっと恋できるのに、、と思う所存です。

 

彼氏のふうくんは必要なものをくれるけど、伊古くんは欲しいものをくれる、という和子の心の声がドラマの中盤あたりででてきます。

各所にでてくる和子の心の声には、たしかに。わかるかも。の連続でした。

ドラマのテーマは、年の差とか禁断の恋とか、そういうのではない気がします。

一人の女性に「恋のツキ」が巡ってきて、その相手がたまたま男子高校生だったという事なのかなと勝手に思っています。

 

ドラマの作り方もこだわっている感じがものすごく伝わってきてすごく良かった。

際どいシーンも多いですが、映像も音楽もとても美しいドラマです。