昨日悲しみに泣いていた事が嘘のように

大好きな音楽や日々のことについて

かっこよすぎた宣戦布告

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

 

 

ずっと観てみたかった映画。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

 

観てなかった特別な理由はないけど、観るべき時がきたかもという気がした。

孤独な少女が友情に出会ったり、成長していくストーリーは絶対に泣いてしまうので。

 

「普通の高校生になりたい」という

志乃ちゃんの願い。

吃音の人が抱えているものの大きさは私には想像できない。

それでも志乃ちゃんの気持ち、加代ちゃんの気持ちに少なからず共感してしまう。

それは、わたしも高校生や大学生の頃、普通の女の子になりたいと思っていたからだと思う。

人見知りで上手くコミニュケーションが取れなかったり、まわりのノリみたいなものについていけなかったり、想像している未来や理想の自分になんてなれたことなかった。

でもそれはみんな一緒だったのかもしれないって大人になってからは思っていて、

クラスでどんなにイケている人にも何かしらコンプレックスがあって、本当は普通になりたいと思っていたかもしれないなって。

ただ、それぞれが抱えているものは、それぞれにしか分からないから。

他人には想像することしかできない。

志乃ちゃんも、加代ちゃんも、誰しも自分は自分でしか追い越せない。

加代ちゃんが最後に歌った時、

加代ちゃんは自分で自分を追い越したんだなって思った。

志乃ちゃんが最後に泣き叫んだ時、

志乃ちゃんはずっと自分自身と戦っていくんだろうなって思った。

2人の宣戦布告を見たような気持ち。

この宣戦布告はとてつもなくかっこよすぎた。

5回見直して、5回泣きました。

何回見ても泣いてしまうと思います。

だって、本当に本当にかっこいいから。

 

かっこ悪い大人にならないように、

この映画をまた観ようと思います。