昨日悲しみに泣いていた事が嘘のように

大好きな音楽や日々のことについて

働く

ポトスライムの舟 (講談社文庫)


津村記久子のポトスライムの舟を読みました。
「働く」ということについて考える。
それをしなくては生きてはいけない。
だから働く。
だけど、
けして人は生活をしのぐためだけに働いているわけではない気がする。



されどアルバイトですが、
私は「仕事」をしているとき、より自分の中でいちばん好きな自分でいる気がする。
人にやさしくなれたり、ちゃんとお礼を言ったり、
当たり前のことだけど「ちゃんとしよう」って思う自分がいるから。
そしたら、普段の生活の場にもつながって、
些細なことにも「ありがとう」って感謝の気持ちを持つようになった。
そして、一緒に働いている人たちが好き。



会社に就職したら、
もっと違う世界が待ち受けていて、
「働く」ことが嫌になってしまうかもしれないけれど、
なにか目的があるのではなく、
仕事で「人と関わる」ということに対して、
貪欲な気持ちを持ち続けたい。
この本を読んで思いました。