昨日悲しみに泣いていた事が嘘のように

大好きな音楽や日々のことについて

文学少女になりたい

山崎ナオコーラの「この世は二人組ではできあがらない」を読み終わった。
西加奈子の解説に共感の嵐であり、
やはりナオコーラさんの小説は素晴らしいし私は生涯ナオコーラファンであると思う。

群衆心理は愚かしい、と思いつつ、自分もその一員で、そこから離れた思想を持つことができないということが、はっきりわかる。


山崎ナオコーラ「この世は二人組ではできあがらない」


最近、集団というものについてよく考えていた。
集団の中での個人に対するイメージや固定観念はとても強いものである。
だから、たとえ間違っているにせよなんにせよ、
集団の中で生きるということは集団における自分のイメージや固定観念と共に生きていかなければならないということである。
とても難しい。集団に属さない方がよほど楽だ。
でも人が集団に属するのを好むのはなぜだ。
わからない。


次は夏目漱石の「それから」を読もうと思う。
今は純文学にとても興味があるのだ。
私は文学少女になりたい。
もう少女という年齢ではなくとも
文学少女になりたい。


やっぱり私は文章を書くのが好きなので
就職が決まったら小説を書きたいなと思う。
これは誰のためでもなく自分のために書く小説である。